矢印レーザーポインタについて



学会や研究室での発表会,ゼミなどでスライドをスクリーン投影して説明することは多いです。 そこで、少し思ったことなのですが、私の研究室にはレーザーポインター単体がありません。 そこで、ちょっとWEBを見ると4000円ぐらいで矢印レーザーポインタなるものを発見 (コチラ)。 衝動買いしてしまいました。ちょっとここで、性能検証してみようと、実際に試用してみました。

これが、矢印レーザーポインタ。波長は約635nm。乾電池は単5を2つ使用。 これは、リモコンに付随しているポインタ。 スポット光を投影します。今回は比較材料。
これと、指示棒がありましたので、これら3つを実際に使ってみました。 それぞれ、背景の色が白と青の場合。矢印レーザーポインタについては、 スクリーンとの距離により矢印の大きさが変わるので、3パターンぐらいで試しました。

指示棒 編


最初にもっとも一般的であろう指示棒を使用する。 一般的というのは、我々学生にとって、スライドで発表するとき緊張したりして、 手が震えるためレーザーポインタがぶれて見づらいので、逆に指示棒を 使用するからである(私の私見)。 とりあえず、使用例を見てみましょう。


指示棒で指した例。すっきりして、見やすいです。

これ基本ですね。何も問題ないように見えますが、スクリーンまで距離があって、 届かない場合は無効になります。影でも出来ますが、気になる方には気になるようです。


指示棒で指した例の失敗。実体と影の2つで見づらい。

次に、背景が白の場合も見てみましょう。


背景色は白で指示棒で指した例。これもすっきりして、見やすいです。

問題としては、物理的に離れていると届かないことぐらい。 指示棒は、基本的に安定して使える道具みたいですね。

レーザー(スポット)光 編


プロジェクタのリモコンに付随しているレーザー(スポット)ポインタを使用してみる。 まず、最初の問題は、ボタンが複数あり、間違ったボタンを押してしまう可能性があること。 これで、プロジェクタの何かが切り替わったりしてしまうので、厄介です。 とりあえず、唯一のレーザーポインタなので重宝していました。


点なので、輝度が高くないと分からないですね


背景色が白の場合でも、見えてますね

写真では分かりにくいですが、点がすばやく動くと目が追いつきませんね。 とはいえ、動いているので逆に分かるのでしょうかね?  手が震えないように注意する必要もありそうです。 あと、広い会場では、スポットの点が小さすぎて見づらくなるという 問題がありますね。

レーザー(矢印)光 編


さてさて、真打ち登場です。名前の通り、矢印を投影します。 どんなものかな〜ってことで、さっそく写真を見てみましょう。


ページ数に矢印・・・(スクリーンとの距離:1m)


矢印(スクリーンとの距離:3m)


矢印(スクリーンとの距離:6m)

説明書を見る限り、矢印のサイズは5mの距離で6〜7cm、10mの距離で11〜12cm の大きさになるみたいです。10mが実用距離になっています。 離れるほど大きくなりますね。 とはいえ、10mも離れないのではと疑問に思ってしまう。 たいていは3mぐらいな気がしますね。そうすると、これくらいの大きさですかね。 とはいえ、スポットや円形より指している箇所が分かりやすいです。 ただし、背景色が白の場合は少し見づらい気がします。


背景白の場合:矢印(スクリーンとの距離:3m)


背景白の場合:矢印(スクリーンとの距離:6m)

てなわけで、少し輝度を上げてもらうかしてくれれば問題解決になりそうです(現在の出力は1mW未満)。 どうも1mW未満にしないといけないみたいですが・・・。 あとは、距離によって大きさが変わるのですが、大きさを調整可能にするか、 色を赤ではなく、緑にするとか、改良点は山ほどあります。 緑レーザーは高いですが、検証してみたいですね。そうなると、緑色レーザーで矢印形が最強?

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